私の部屋がゴミ屋敷になってしまったのは、転職を機に始まった不規則な生活と、重度の決断疲れが原因でした。かつては綺麗好きだったはずの私が、なぜペットボトルのキャップ一つ外すことができなくなったのか、自分でも不思議でなりませんでした。コンビニで買ったお弁当の空容器、飲みかけのジュース、郵便物の山。それらが部屋の床を埋め尽くしていく中で、私は常に「明日こそは分別して捨てよう」と自分に言い聞かせていました。しかし、いざゴミ袋を手に取ると、これはプラスチックなのか、それとも燃えるゴミなのか、中に残った液体はどうすればいいのかという些細な疑問が頭をもたげ、その瞬間に思考がフリーズしてしまうのです。分別できないという事実は、私から自己肯定感を奪い去り、友人を呼ぶことも、宅急便を受け取ることさえも恐怖に変えました。カーテンを閉め切り、ゴミの山の上で眠る日々は、まさに生き地獄でした。事態が好転したのは、インターネットで見つけたゴミ屋敷清掃業者のサイトを、藁をも縋る思いでクリックしたときでした。電話口で「分別ができなくて、部屋がとんでもないことになっている」と泣きながら伝えると、担当者の方は穏やかな声で「それはお辛かったですね、分別のことはすべて私たちにお任せください」と言ってくれました。作業当日、数名のスタッフが私の部屋に入り、私が数年かけて積み上げたゴミの山を、驚くべき速さで分類していきました。彼らは私の羞恥心を汲み取り、一つ一つの物を丁寧に扱いながらも、迷いなく「資源」と「廃棄物」に分けていきました。作業が進むにつれて、数年ぶりに姿を現したフローリングを見て、私は自分がどれほど重い荷物を背負っていたのかを実感しました。分別できないという悩みは、私一人では決して解決できないものでしたが、プロの力を借りることで、わずか一日で私の世界は塗り替えられました。現在、私は物を最小限に抑え、ゴミが出たらその場で分別するという習慣を少しずつ身につけています。あのとき、自分一人で抱え込まずに助けを求めたことが、私の人生を救ってくれました。ゴミ屋敷に悩むすべての人に伝えたいのは、分別できないのはあなたのせいではなく、一時的に心が疲れているだけだということです。どうか、専門家の手を借りて、新しい光を部屋に取り込んでください。